投資研究

【手数料、銘柄数、ツール、ニュース・レポート】米国株に強い証券口座を徹底比較

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こんにちは、hokkyokunです。

米国株を投資するのに最適な証券口座を以下の項目から比較してみました。

口座開設・クレカ申し込みの最適解はポイントサイト経由で作ることです。

系統項目ポイント数
ハピタス経由で申込
条件
SBI系SBI証券21,730口座開設+入金
三井住友カードゴールド(NL)7,000カード発行
東急カード5,000カード発行+ショッピング
楽天系楽天証券5,000口座開設+入金
楽天ゴールドカード6,000カード発行
マネックス系マネックス証券10,000口座開設+取引
au系auカブコム証券7,500口座開設+取引
au Payカード1,400カード発行

このほかに各社が行っているキャンペーンでのポイントも取得できるので、ポイントの二重取りが可能です。

ハピタスの申し込みは下記から簡単に行えます。
下記から申し込むと紹介扱いとなり、通常よりさらに付与され3重取りが可能です。

  1. 手数料
  2. 銘柄数
  3. 銘柄検索ツール
  4. ニュースやレポート
  5. 使いやすさ(実際の画面で比較)

比較する証券口座は以下の6つです。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • auカブコム証券
  • ウィブル証券
  • ムームー証券

手数料

証券会社別一覧

まずは、手数料から比較してみます。

銘柄手数料為替手数料
SBI証券0.495%(税込み)
最低0米ドル
上限22ドル(税込み)
0円
楽天証券0.495%(税込み)
最低0米ドル
上限22ドル(税込み)
0円
マネックス証券0.495%(税込み)
最低0米ドル
上限22ドル(税込み)
買付時:0銭
売却時:25銭
auカブコム証券0.495%(税込み)
最低0米ドル
上限22ドル(税込み)
片道:20銭
DMM.com証券0円
※売買時為替スプレッド25銭/ドル
片道:20銭
ウィブル証券0.22%(税込み)
上限22ドル(税込み)
片道:15銭
ムームー証券0.12%(税込み)
上限22ドル(税込み)
0円
2024/8/13調べ

手数料ならDMM証券かムームー証券

手数料で最も安いのはDMM.com証券で0円です。
ただし、売買時に1ドルあたり25銭のスプレッドが発生するために注意が必要です。

ムームー証券は手数料がDMM.com証券を除き、最安値です。
さらに為替手数料も0円となります。

また、ムームー証券は米国株手数料コースとして「アドバンスコース」というものがあり、それを活用すると200株まで一律1.99ドルとなります。

下記は売買株数別に手数料をシミュレーションしてみました。

SBI証券や他の証券会社は約定代金(価格)×0.495%で上限22ドル(税込み)です。

一方で、ムームー証券のアドバンスコースでの手数料は一律1.99ドルで税込みで2.19ドルのため、価格が100ドルの場合は5株以上の取引であれば、アドバンスコースの方が断然安い計算になります。

手数料という観点で見れば
DMM.com証券もしくはムームー証券
のいずれかが安くなる可能性が高いです。

ETF投資ならマネックス

証券口座によって、人気のETFなどは手数料を無料にしている場合があります。

証券口座無料銘柄数無料ETF銘柄
マネックス証券21VTI, VOO, VT, SPYD, HDV, QYLD, LIT, BUG, DRIV, PFFD, XYLD, QDIV, AIQ, URA, SDIV, QQQM, AGG,
GLDM, EPI, VNM, BKCH
楽天証券15QQQ, SPYD, VGT, EPI, AGG, IYR, VT, VOO, VTI, SPY, RWR,GLDM, AIQ, FINX, GNOM
SBI証券9VT, VOO, VTI, IVV, SPY, EPI, DHS, DLN, DGRW
2024/8/13調べ

マネックス証券が最多の21となっています(2024年8月時点)

ETF投資はマネックス証券が一歩リード

手数料無料のETFが最多

銘柄数

銘柄総数

手数料も重要ですが、肝心の取引したい銘柄がなければ意味がありません。

ですので、取引したい銘柄があるかどうかをチェックすることがとても重要です。

各社が挙げている銘柄数を実際に数えてみました。
銘柄数は個別銘柄とETFの銘柄数をカウントしました。

以下のソースを参照しています。

一部証券会社は検索で個別株とETFを分けられなかったので、その場合は総数のみ表示しています。

証券口座銘柄数内訳(個別/ETF)
SBI証券4,7994,394/405
楽天証券4,3973,976/421
マネックス証券4,828不明
auカブコム証券1,904不明
DMM.com証券2,2731,986/287
ウィブル証券5,5505,104/446
ムームー証券7,716不明

データの注意点です。

データは大手の証券会社にも関わらず、整理されていないため、プログラムと手作業を駆使して修正を行っています。

注意を行っていますが、必ずしも正確性を担保するものではありません。
大まかな傾向を見るという目的で参考にしてください。

また、公的な情報が間違っている場合もありました。
例えば、auカブコム証券ではABMD(ABIOMED, INCという医療機器メーカー)を取り扱い銘柄として挙げていましたが、この会社は2022年にジョンソンエンドジョンソンに買収されており、上場廃止済みです。

このようなデータはできるだけ、正確に沿うようにしました。

マネックス証券がネット大手3社(SBI、楽天、マネックス)で最多銘柄となりました。

一方、海外勢のウィブル証券はやはり国内大手よりもさらに多くの銘柄を扱っているようです。

公表では7000以上あるようなので、銘柄の数え方に違いがあるかもしれないですが、国内証券会社では買えない銘柄も買えることには変わりはないでしょう。

多数の銘柄を買いたいのであれば海外勢
ウィブル証券やムームー証券が銘柄最多

インデックスのカバー率

さて、単純な銘柄総数では海外勢が優秀ではありましたが、有象無象の銘柄のみ扱っていてもしょうがないですよね。

S&P500やナスダックに所属している銘柄をできれば取り扱いたいですね。
各インデックスについて簡単に説明します。

インデックス名概要対象企業
S&P 500アメリカの代表的な株価指数で、500社の大企業の株価をもとに計算。アメリカに本社を置く大手企業。
ナスダック100ナスダック証券取引所に上場している時価総額の大きな100社で構成。主にテクノロジー関連企業が多い。テクノロジー、消費者サービス、ヘルスケアなど、金融企業は含まれない。
ラッセル3000アメリカ株式市場全体を広範にカバーする株価指数で、上場企業のうち時価総額が上位3,000社の株価をもとに計算。アメリカ市場に上場しているほとんどの企業が含まれる。

それぞれの証券会社のインデックスカバー率を確認してみました。

単位は%です

証券口座名S&P500ナスダック100ラッセル3000
SBI証券92.590.789.7
楽天証券92.591.691.0
マネックス証券92.794.490.9
auカブコム証券92.394.450.6
ウィブル証券91.793.589.8
ムームー証券93.595.393.3

どの証券会社もほとんどの銘柄をカバーしています。特にS&P500銘柄は各社あまり差がないほど力を入れて取り扱っていることがわかります。

その中でも、国内証券会社ではマネックス証券がカバー率が高いですね、ナスダック銘柄ではかなり高いカバー率を持ち、ラッセル銘柄もトップクラスです。

海外組(ウィブル証券、ムームー証券)に関してはそこまで大きな差は見られないですね。
マネックス証券と同等か若干上といったところでしょうか。

そうはいってもムームー証券は主だった証券会社ではトップのカバー率です。
カバー率で見ても海外証券会社は選択肢としてありですね。

S&P500,ナスダック100,ラッセル3000などのインデックス銘柄に所属する銘柄をカバーしている証券会社は

ムームー証券 > ウィブル証券,マネックス証券 > 楽天証券 > その他

銘柄検索ツール

意外に証券会社によって方向性に違いがあり、比較してみると面白かったです。

できれば複数の証券口座を持って、様々な視点からスクリーニングするのが良いなと思いました。

ここでは全銘柄ではなく、私が実際に持っている証券口座(マネックス、SBI、楽天、ウィブル)で比較してみます。

マネックス証券

増収、増益など利益や売り上げの伸び率でスクリーニングするのが得意です。
また、10年スクリーニングなど長期の視点で銘柄を選抜するのにも適しています。

個人的には一番、分析しがいのあるツールがそろっている印象です。

↓増収、増益の結果でスクリーニングできる

↓PERやROEなど基本的なファンダメンタル指標でも分析可能

SBI証券

SBIはどちらかというとテクニカルで分析するツールが多いように感じます。
ファンダメンタル系もありますが、業績の流れというよりは定点観測を行うことが多そうです。

テクニカルがマネック証券にはほとんどなかったのでその点はいいなと思いますが、
個人的にはこれで分析は不十分かなと感じます。

楽天証券

SBI証券と同じようなスクリーニングの仕方です。

スクリーニングという意味ではSBIか楽天かどちらか持っていれば十分という感じです。

ウィブル証券

ウィブル証券はスマーフォンでの操作が基本となるため、スマホ画面をスクショしました。

基本的な市場や時価総額等から絞り込む項目

財務系から絞り込む。
画面には映っていないですが、キャッシュフローでの絞り込みも可能です。

テクニカル指標。
微妙に他では見ない指標で絞り込みができるみたいです。

おもしろいのがチャートの形で絞り込みができること。
私の知る限り、他の証券会社では見れないですね。

ただ、チャートパターンってはっきり見えることはまれなので、参考程度に抑えておく方がいいかもしれないです。

ローソク足のパターンでも絞り込めます。

マネックス証券は売り上げの成長具合など、会社の過去から現在の流れで絞り込み可能

SBIや楽天はシンプルで、ほぼ同じ絞り込み

ウィブル証券は基本を押さえつつ、マニアックなテクニカル指標が使える。
チャートパターンで絞り込めるのは唯一?

ニュース・レポート

各社たくさんのニュース・レポートを出しており、整理が大変なので(汗)、

国内大手証券会社(SBI, 楽天, マネックス)の米国株に関するニュース・レポートに限定して、まとめてみます。

基本的には口座を作って、ログインしないと見れないですが、
一部は作成せずとも(ログインしなくても)見ることができます。

※実質的に更新が止まっているものは除外します。

証券口座レポート数
SBI証券7アメリカNOW!
米国ウィークリー・マンスリー
米国株式One Pager
Dow Jones Weekly Newsletter「バロンズダイジェスト」
米国株決算速報
広瀬の外国株式・海外ETFデビュー講座
楽天証券2わかりやすいグローバル投資レポート
世界が動く協力テーマ!外国株トレンド&銘柄ウォッチ
バロンズ・ダイジェスト
マネックス証券マーケット概況
米銘柄レポート(企業レポート)
個別銘柄分析
石原順の米国株トレンド5銘柄
USマーケットデイリー
バロンズダイジェスト
機関投資家の声

大手三社で、米国株関連のレポートに限ってみると
マネックス証券が一番充実しています。

マーケット概況として、基本的に毎日米国株で何がおきたのか、概況をレポートしてくれています。

また、企業決算の速報を流してくれているのも唯一です。

レポートの質ではマネックス証券が他社を引き離しています。

結局どこの証券会社を使うべきか?

さて、ここでまとめてみます。
高評価5、普通3、悪い1で点数をつけてみます。

証券会社手数料銘柄スクリーナーニュースレポート
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
auカブコム証券評価無し評価無し
ウィブル証券評価無し
ムームー証券評価無し評価無し
マネックス証券が最もバランスのとれた証券会社かと思います

銘柄数も国内ではトップクラスでかつ、質の高い銘柄をチョイスしています。
また、レポートやスクリーナー機能が充実しているため、米国株に特化するならここから始めるのがよいと考えられます。

株・投資信託ならネット証券のマネックス

海外証券であれば、

海外証券であれば、ウィブル証券moomoo証券も良い証券会社です。

海外ならでの手数料の安さと銘柄の多さは、ガチで米国株を取引するなら持っておく選択肢です。

何せ国内証券会社の半分以下の手数料になる場合もあるわけなので。

一方で、海外ということで怪しさを感じる人もいると思います。
私はウィブル証券をプライベートで作っていますが、何も不都合なことは起きていません。

ウィブル証券は怪しい?実際に口座を開設してみました。手順を解説します。 ウィブル証券を知っていますか?2023年4月より日本で米国株取引サービスを開始しており、個人投資家でも今話題になっている証券会社なので...

ウィブル証券の良さはスマホアプリの充実です。

隙間時間に確認できる点は、国内証券にはない良さですね。

個人的には、スマホでの情報収集ができるようになっただけでも口座開設して良かったなと思います。

ではでは。