分析

【仮想通貨×定期報酬】ステーキングとレンディングの違い(メリットデメリット)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、hokkyokunです。

仮想通貨は銘柄の売買以外にもお金を稼ぐ方法があります。

ステーキングやレンディングを活用すれば、定期的な報酬を得ながら資産を増やすことができます。

本記事では、仮想通貨の 定期報酬 という視点から、ステーキングとレンディングの違い、それぞれのメリット・デメリット、そしてどのように活用すればよいかを詳しく解説します。

このページでわかること
  • 仮想通貨で定期報酬を得る方法
  • ステーキングとレンディングの違い
  • どちらがおすすめ?活用術。

仮想通貨で定期報酬を得る方法

仮想通貨の定期報酬(一定の条件のもとで仮想通貨を運用することで 継続的な利益 を得る仕組み)について説明します。

株式の配当金 や 銀行の定期預金の利息 のような感覚で、不労所得的に資産を増やせる点が魅力です。

主に以下の2つの方法で定期報酬を得ることができます。

  • ステーキング(Staking):ブロックチェーンのネットワーク運営に参加することで報酬を得る
  • レンディング(Lending):仮想通貨を貸し出して利息を得る

では、それぞれの仕組みを詳しく見ていきましょう。

ステーキングとは?

2.1 ステーキングの仕組み

ステーキングとは、仮想通貨を一定期間 ロック して ブロックチェーンの運営に貢献 することで報酬を得る仕組みです。
これは PoS(Proof of Stake) という仕組みを採用しているブロックチェーンで利用されます。

ステーキングを行うことで、ネットワークのセキュリティ向上に貢献し、その対価として新規発行される仮想通貨を 定期的に受け取る ことができます。

2.2 ステーキングのメリット

高い利回り(4~18%程度の年利が期待できる。取引所による。)
✅ 通貨の拘束期間がない(自由に売買できる。取引所による。)
✅ 手続きが簡単
✅ 安全性が高い

高い利回り

ステーキングコインはETF等の株式投資と比較しても、高い利回りを持つ、高配当銘柄の性質を有しています。

私がプライベートで利用しているBITPOINTという取引所はイーサリアム(ETH)の利回りが4.1%で業界でもトップの利回りです。

気を付けなければいけないことは、
利回りは取引所によってかなり違いが出ますので、自分が保有したいと思っている通貨の利回りをしっかり調べておくことをお勧めします。

通貨の拘束期間がない

全ての仮想通貨取引所でそうなのかはわかりませんが、少なくともBITPOINTという取引所では、ステーキングに拘束期間はありません

自由にいつでも売却が可能です。

ただ、仮想通貨は値動きが激しく、長期的には価格が上昇している傾向があるので、長期保有をおすすめします。

手続きが簡単

BITPOINTでは手続きが非常に簡単です。

ログイン後、「入出金ページ」でステーキングを ON にする

ステーキングを長期的に行うつもりであれば、口座開設後に上記のページで一回だけ設定しておけば、後は何もしなくても自動的にステーキングすることが可能です!

安全性が高い

BITPOINTのサイトからの抜粋ですが、

ステーキング中の仮想通貨は分けて管理されるので、取引所が破綻しても返却される可能性があります

2.3 ステーキングのデメリット

❌ 適用している通貨の種類が少ない
❌ 利率が変動、もしくは得られない可能性もある

適用している通貨が少ない

ステーキングはとても魅力的な仕組みですが、全ての仮想通貨がステーキングの仕組みで運用されているわけではありません

また、仮想通貨の取引所によってはステーキング対応している通貨が限られている(全く受け付けていな場合も)あるので注意が必要です。

BITPOINTのステーキング対応通貨

  • ETH
  • SOL
  • ADA
  • TRX
  • AVAX
  • DOT
  • ATOM
  • lOST

利率が変動・報酬が得られない可能性もある

ステーキングの利率は変動しますので、予定通りの報酬が得られるとは限りません

また、無報酬の可能性もゼロではありません

レンディングとは?

3.1 レンディングの仕組み

レンディングとは、取引業者が募集をかけ、ユーザーがそれに応募する形で 利息収入 を得る仕組みです。

投資をしたことがある人にはイメージ付くと思いますが、
社債、国債などの債券のようなイメージを抱くとわかりやすいんじゃないかと思います。

債券も一般公募で債券を買う(=国や企業にお金を貸す)形式ですから。

レンディングには以下の2種類があります。

  • 中央集権型(CEX):Binance、Bybit、Coincheckなどの取引所で運営されるレンディング
  • 分散型(DeFi):Aave、Compound などのスマートコントラクトを利用したレンディング

3.2 レンディングのメリット

✅ ほとんどの通貨でレンディングが可能(取引所による)
安定した利息収入(1~10%程度の年利)
比較的簡単に始められる

ほとんどの通貨でレンディングが可能

ビットバンクという取引所での仕組みですが、

ビットバンクで取引のある通貨は全てレンディングの対象となっています。

ビットバンクの通貨ペア数は2025年2月時点で41あります。

詳しくはこちらを見てください。

安定した利息収入

基本的には利息は途中で変更、支払いされないということはありません。

また、利息も最大5%と株式投資の配当金レベル、高利回りの社債レベルの収入が得られます。

簡単に始められる

ビットバンクの仕様ですが、

  • 取引通貨は全てレンディングの対象
  • 毎月応募がある

よって、レンディングしたいと思ったときに、比較的簡単に始めることができます。

3.3 レンディングのデメリット

レンディングにもデメリットがあります。

❌ 解約ペナルティがある(期間中引き出せない。違約金)
❌ 倒産による返還されないリスクがある

解約ペナルティがある

取引所にもよると思いますが、ビットバンクの場合

  • 基本的に一年間の拘束期間がある
  • 中途解約する場合、5%分の解約手数料がかかる

例えば、1BTCをレンディングして、中途解約すると、5%分の0.05BTCが手数料となります。

手数料分の引かれた0.95BTCがユーザーに返却されることになります。

倒産すると返還されない可能性

以下、ビットバンクのホームページからの抜粋です

おそらくレンディングを行っているどの取引所でも共通だと思われます。

銀行の預金のようなものと勘違いしがちですが、全く異なります。保証はされていないので注意が必要です。

債券のような性質を持つと考えた方が近いかもしれません(債権もデフォルトリスクはある)。

ステーキング vs. レンディング:どちらを選ぶべきか?

項目ステーキングレンディング
仕組みネットワーク運営への参加仮想通貨の貸し出し
主な報酬ブロック報酬(新規発行通貨)利息収入
利回り4~18%(通貨・取引所による)1~5%(取引所による)
メリット高い利回り
拘束期間がない
手続き不要
安定収入(利回り固定)
幅広い通貨に対応
リスク利率の変動
選べる通貨が少ない
拘束期間がある
返還リスク
おすすめの人ステーキングコインを長期で保有するつもりの人ステーキングコイン以外で多く保有している人
計画通りに利息が欲しい人

どちらが向いているかは 投資スタイル次第 です。

ステーキング】は
利回りが高い一方、利率の変動リスクもあるので、長期投資で資産の最大化を狙う人(近々で使う予定がない人)にとっては良いと思われます。

【レンディング】を狙う人は
拘束期間はあるが、ビットコインなどの有名通貨しか持たない人や安定した報酬が欲しい人がプラスアルファの収入を得るのに活用するのが良いと思われます。


ステーキング&レンディングの活用戦略

ステーキングもレンディングも保有した資産を短期で売買ではなく、中長期で資産形成を行っていくスタイルと親和性が高いです。

短期売買を前提として取引するのであれば、どちらも気にする必要はないです。

ここでは長期投資をするうえでどのような戦略をとればいいかを考えてみたいと思います。「ステーキングとレンディング」をどう使い分ければいいか

  • ステーキングコインはステーキングで定期報酬
  • ステーキングコイン以外はレンディングで稼ぐ(ただし、リスク管理は重要)

※仮想通貨はリスクの高い資産です。
今後の値動きが必ずしも上昇するかは誰にもわかりません。
リスクの取れる範囲で適切に運用することをおすすめします。

5.1 ステーキング

  • 主要通貨(ETH, SOL,AVAX,ADA,lOST,DOT,ATOM,TRIXなど)は ステーキング で長期保有
  • 利回りは比較的安定しづらいのでできるだけ利回りの高い取引所を選ぶ
  • 長期積立を意識

ETH(イーサリアム)などは有名で多くの人が投資しているので安定感もあります。

近年の価格変化を見ると価格の変動はありますが、長期的には上昇傾向にあります。

このような通貨は積極的にステーキングで定期報酬を受けながら、長期積立方式の運用が戦略として合理的と考えます。

5.2 レンディング

  • 長期積立を意識
  • ビットコインなど、メジャー通貨で非ステーキングコインは積極的にレンディング
  • 信用できる取引所を使う

こちらも基本的には長期積立が基本です。

ビットコインは非ステーキングコインなので、定期報酬を得るためにはレンディングが有効な手段です。

非ステーキングコインは長期積立保有×レンディングで資産の最大化を狙っていくのが合理的です。

一方、通貨の拘束リスクや取引所の破綻リスクもありますので、少額、複数取引所に分散して投資することをお勧めします。

近年は口座作成もすぐにできますし、ID・パスワード管理も簡単ですので、個人的には積極的に作成していくと良いかなと思います。

まとめ

仮想通貨の 定期報酬 を得る方法として、「ステーキング」と「レンディング」は有力な選択肢です。
どちらも 不労所得的 な運用が可能ですが、リスクや特徴が異なるため、自分に合った方法を選びましょう。

💡 おすすめの戦略

  • 長期投資→価格変動のリスクを低減
  • ステーキングコインはステーキングで稼ぐ
  • ステーキングコイン以外はレンディングで稼ぐ
  • 信頼のできる安定した取引所を選ぶ
  • 仮想通貨はリスクが高いので、リスク範囲内で運用を

仮想通貨を ただ持っているだけではなく、しっかり運用して資産を増やしていきましょう!