ウィブル証券を知っていますか?
2023年4月より日本で米国株取引サービスを開始しており、
個人投資家でも今話題になっている証券会社なのですが、
ネットで検索すると「ウィブル証券 怪しい」と検索ワードが出てきます。
一方で、手数料が大手証券会社よりも安く、取引可能時間も他の証券会社より長いなど
大きなメリットもあげられています。
そこで、ウィブル証券を検討している方のために
実際に口座開設する様子を写真で解説し、使ってみた感想を述べていきたいと思います。
ウィブル証券とは
ウィブル証券は2016年に米国で設立されています。
その後、2018年より米国で証券取引サービスを展開し、
香港、シンガポール、南アフリカ、オーストラリアで取引サービスを拡大しています。
日本への進出は2021年で
山源証券(1948年設立)を買収し、2023年から米国株取引サービスを日本でも展開しています。
新しい会社だね。
新興の会社らしく、
実店舗はないみたいだね。
PCよりもアプリ上での
取引がメインみたい。
※一応、PC上でもデスクトップアプリがあるみたいですが、
機能は限定的で以下の内容はPCからは利用できないみたいです。
- 口座開設
- 入出金
- 為替取引
- 帳票
- 米国株オプション取引
※2023年12月7日現在
ただ、テクニカルツールがかなり充実しているので、
デイトレやスイングトレードもやりやすいみたいです。
デスクトップから頻繁な取引をしてもいいかも。
ウィブル証券は怪しい?
実は日本企業
親会社は急成長中の米国のユニコーン企業ですが、
日本法人は1948年創業の老舗企業が商号変更し、「ウィブル証券」となりました。
項目 | 内容 |
---|---|
商号 | ウィブル証券株式会社 |
本店所在地 | 〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 9階 |
設立 | 1948年3月 |
資本金 | 9億3,848万円(2023年4月1日現在) |
代表者 | 代表取締役社長 大森ジョン |
業務内容 | 第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第48号 |
取引参加 | 東京証券取引所、大阪取引所 |
加入団体 | 日本証券業協会、日本投資者保護基金、日本証券クリアリング機構 |
指定紛争解決機関 | 特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター |
連絡先 | TEL : 0120-560-736 |
きちんと日本にオフィスもあり、
経営陣も半分が日本人です。
役職 | 氏名 |
---|---|
代表取締役社長 | 大森ジョン |
取締役 管理部部長 | 宮井 威 |
内部監査室長 | 浅野 昌夫 |
業務部部長 | クレア・シー |
IT部部長 | ラマニ・プラタープ |
マーケティング部部長 | 山本賢治 |
世界ダウンロード数4000万ダウロード
米国、香港、シンガポール、オーストラリア、南アフリカですでに証券取引サービスを展開中です。
国内証券会社と比較するのもなんですが、
ネット証券最大手のSBI証券で1100万口座(2023年9月時)らしいので、
世界VS国内とはいえSBI証券の4倍はすごい。
多くの投資家に利用されていることがわかります。
メリットがすごい
実際に使ってみて驚いたのですが、
かなり良くできた証券口座だと思います。
ここで書くとかなり長くなるので
別記事で書かせていただこうと思いますが、
箇条書きにすると以下のようになります。
中でも個人的に一番のメリットは一株以下でも買えること!
具体的には0.1株から取引可能です(成行のみ)
例えばアップル、アルファベット(グーグル)、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、テスラ、ネットフリックス、エヌビディア
これらを全て一株ずつ買う金額をシミュレートします。
対して、ウィブル証券の最小取引単位である0.1株でのシミュレーションと比較します。
銘柄 | 一株あたりの価格 他証券会社での最小単位 | 0.1株あたりの価格 ウィブル証券での最小単位 |
---|---|---|
アップル | 33,927円 | 3,392円 |
アルファベット (グーグル) | 23,145円 | 2,313円 |
アマゾン | 26,121円 | 2,612円 |
メタ (旧フェイスブック) | 57,871円 | 5,785円 |
マイクロソフト | 64,062円 | 6,403円 |
合計 | 205,126円 | 20,505円 |
当たり前ですが、ウィブル証券では10分の1の価格で購入できます。
個別株をいきなり数万円で買うのは怖いのでちょこちょこいろいろな株を買うためには使いやすいと思います。
多くの銘柄を買うには今の株価は上がりすぎていますからね。
また、財務データやチャート分析など情報収集するためだけでも
作ってよかったなと思います。
さて、
下記に実際の口座開設の様子をまとめてみましたので、
作ろうかどうか迷っている方は見ていってください
めっちゃ簡単でした。
実際に口座開設してみた
実際に口座を開設する様子をご覧いただければと思います。
注意点としては
ウィブル証券はスマホアプリがメインコンテンツのため
口座開設もスマホから行います。
私もスマホから解説手続きしました。
なので、画像はスマホの画面のスクリーンショットです。
必要なもの
基本的には以下のものがあれば大丈夫です。
ボールペン、印鑑は不要です
- スマホ【必須】
- 身分証明
⇒マイナンバーカードが楽
作るのかかる時間
公式サイトには5分でできるとなっていましたが、
私の場合、マイナンバーカードの撮影に少し手間取り
10分くらいかかりました。
でも昔はボールペンで書いて
印鑑を押して、
ポストに投函してたからね
ずいぶん簡単になったね
口座開設画面【サインアップ】
まずはスマホのブラウザから
携帯電話を入力し、登録を行います。
↓こちらから申し込みが可能です
①
申し込みがまだの場合は当然アカウントがないので、
携帯電話番号を入力してアカウントを作成します。
②
スマホのショートメッセージに認証コードが送られるので
入力します。
③
パスワードの設定を行います。
④
登録完了
無事登録ができました。
アイフォンの場合はApp Store
アンドロイドはGoogle Play
からアプリをダウンロードします。
私はアンドロイドを使っているので
Googleplayからダンロードしました。
口座開設画面【必要情報の入力】
アプリをダウンロード出来たら
早速開きます
携帯電話番号でログインします。
口座開設を選択します。
【①】契約及びリスクの開示1
【②】契約及びリスクの開示2
【③】確認・同意事項
【④】個人情報
【⑤】連絡先情報の入力
【⑥】内部者登録
【⑦】投資情報
【⑧】金融資産情報
【⑨】納税方式の選択
特に理由がなければ「特定口座」にしておきましょう
【⑩】本人確認
マイナンバーカードがおすすめ
すぐおわります。
しばらくすると(私は2日くらい)
口座が開設できます。
取引してみた
入金方法
さて、口座開設が完了したら入金が可能になります。
といってもめちゃくちゃ簡単ですので、安心してください
- メニュー下部の中央のアイコンをタップ
- 上部にある「入出金」をタップ
- 「入金」をタップ
入金通貨、「日本円」を選択します。
ウィブル証券の口座が表示されます。
ここに銀行振り込みをすることになります。
黒く伏せていますが
銀行名や口座番号が記載されています。
現状のウィブル証券では
直接、銀行のウェブサイトに遷移して作業できません。
SBI証券と住信SBIネット銀行だとスムーズにできますが、
まだ銀行連携は十分じゃないですね。
銘柄購入
銘柄購入も慣れれば簡単です。
アプリの右上の検索マークをタップします。
検索窓で銘柄を探します。
ここでは米国インデックスの「VTI」を探してみます。
目的の銘柄が出たらそれをタップします。
下部に「取引」があるので、タップします。
取引の種類を指定します。
0.1株から購入できるのは
すごくいいね!
普通に買ったら数万円かかるもんね。
色々な株をちょこちょこ買いやすいね。
感想とまとめ
結局ウィブル証券は怪しいのか?
ウィブル証券は怪しい証券会社と思われるかもしれませんが、
実際に使ってみて、特におかしな点や高額の手数料が抜かれるなどの被害は一切ありませんでした。
まだ、口座開設してから一週間経ちましたが、
特に怪しい勧誘などもないので、情報についてももれている気配も感じません。
むしろ、ウィブル証券が思ったよりも使える証券口座で、驚きが強いです。
具体的には以下のようなことを感じました。
- 手数料の安さ
- 情報の充実度(財務情報閲覧やチャート分析、アナリスト分析の閲覧)
- アプリの利便性
- 口座開設の簡単さ(10分で終了。紙への書き込み、写真貼り付け、投函一切無)
また、デスクトップツールを使えばデイトレにも対応できるので
幅広い使い方が期待できます。
一方、残念だったのは
現状ではNISA対応していないことです。
NISAは言うまでもなく、現代の個人投資家にとって必須のツールですので
これがないのは痛い。
しかし、今後対応する可能性もあるようですので要チェックです。
おすすめの使い方1 サブ口座案
私の個人的なおすすめの使い方です。
実際に私もサブ口座として使っています。
おすすめの理由は以下の通りです。
- 情報収集
(財務データやチャート分析の確認が隙間時間でできる) - 数百円~数千円単位でETFや個別株を多銘柄買い
(テスラやアップルを一株単位で買えば数万円かかる)
手数料が安いのと、最低購入金額が安いことから
気になる銘柄をちょくちょく買うためのサブ口座として持っておくのが良いと思います。
また、アプリから財務情報などのデータにアクセスできるので
ちょっとした時間にインプットするにはちょうど良いと思います。
一方、NISA未対応やクレカ積立未対応など、旧来の日本の証券会社固有のシステムにコミットしていないので、そのあたりの恩恵は受けずらく、メインの口座とするのは少しパワー不足に感じます。
おすすめ2 ガチトレーディング
サブ口座としてちょくちょく使うのではなく、
がっつりトレーディングしていくのも面白いです。
- デスクトップツールがある
- テクニカルツールが充実
- 財務系情報の収集も楽
- オプションも充実
アプリだけでなくデスクトップツールもあるので頻繁なトレーディングにも対応できます。
ただし、入金などは対応していないので一定の注意は必要ですが。
テクニカルツールもたくさんあり、プットやコールなどのオプションも使えるので
短中期のトレーダーにとっても耐えうるサービスを展開しています。
ただし、信用取引はまだできないので
売りから入れないのは注意が必要です。
早く対応してほしいですね。
10分で作れる無料のツール
作るだけなら無料なのでサブ口座としては作る価値は十分にあります。
10分ほどでできますしね。
スマホで隙間時間に米国の経済状況をチェックできるので
そんなにガチトレーディングしない人でも作ると良いと思います。
こちらから作れるのでぜひ作ってみてください